海外を旅行するにあたって荷物を収納するカバンはとても重要になる。ただの観光旅行なら飛行機に受託手荷物として頑丈なスーツケースを預ければ良いが、そもそも貧乏旅行はLCCを利用する事が多くなるし、受託手荷物の別料金を支払う事も躊躇われる。いかに工夫をして機内持ち込み手荷物の範囲内で荷物を運べるかと言う事が重要になります。
キャビンゼロ44Lはそう言うバックパッカー目線で非常に考えられたバックパックだと思うので紹介したい。
機内持ち込みギリギリのサイズ感
機内持ち込みバック(大)はハンドル・キャスター・サイドポケット等を合わせて56㎝x36㎝x23㎝を超えないものとなります。機内では座席上の収納棚に収納できるものに限ります。
機内持ち込み手荷物(小)
機内持ち込み手荷物(小)は、40cm x 30cm x 10cm を超えない のラップトップバッグ、ハンドバック、バックパックまたはその他の小さなバック1つで、前の座席下に収納できるものとします。
参考にエアアジアの機内持ち込みの規定です。重量は二つの荷物を合わせて7kgまでになっております。サイズに関しては機内持ち込みバッグ大でキャビンゼロ44Lを使っていて止まられた事は今まで無いです。
気をつける事としては持って行くものは厳選して荷物の重量を重視しましょう。
機内持ち込み可能サイズのスーツケースよりも容量的に多く入ってしまうので重量に関しては本当に注意いた方が良いですが、スーツケースよりもリュックなので軽いのも特徴の一つです。
収納はザックリ
収納はシンプルですが、取り出し口のファスナーが広く開く為に宿泊施設での物の取り出しや整頓しての収納に困る事はありません。
外側に一つ大きなポケットが縦向きにあります。
私はこのポケットにバウチャーなど、最悪紛失しても良いような薄い物しか入れません。
ガッツリとここまでバッグが開くのはリュックとしてはありがたいです。
フロントサイドに網の収納があり、スマホの充電用バッテリーなど手早く取り出したい物などを収納、メインの収納庫の裏にはバックパッカー目線で作られたのが良く分かるPC収納スペースもありますが、PCは衝撃吸収してくれるようなケースに入れておかないと不安ではありますね。
15インチのノートPCも余裕で入りました。
メインの収納庫には着替えとか必要なものを入れておきますが、チェックされる可能性のある物(液体関係の物等)は上部のリュックが閉じた状態でもアクセスしやすい所に配置する方が無難でしょう。
機内持ち込みで注意すべきは液体物
液体、エアゾール、ゲル(LAG)の運搬
国際線に搭乗する場合、液体、エアゾール、ゲル(LAG)の運搬に関する国際規則を順守する必要があります。
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- 飲料、クリーム、香水、スプレー、ゲル、および歯磨きなどのLAGアイテムは、最大容量100 mlの容器に入れる必要があります。
- すべてのLAG容器は、透明の再密封可能なバッグに適切に収める必要があります。
- 1リットルを超えない容量で、20 cm x 20 cmよりも大きくない寸法の透明で再密封可能なプラスチックバッグが1つに制限されます
ベビーフードを含む特定の栄養要件のための医薬品や食品をフライトに適切な数量であれば、お持ち込み手荷物に入れることが許可されます。 それを申告しなければならず、追加のセキュリティチェックの対象となる場合があります。
規則に準拠しないLAGは、廃棄されます。
透明の袋はジップ○ックを使えば大丈夫。庶民の味方の100均ショップで売っている物で問題ない、普段使ってる分が余ってるならそれで十分。大きさだけ守ってれば良いです。
普段使っている化粧品を使いたい場合はこれも100均ショップで売っている、透明の容器に移し替えたら良い、だけど容量が100mlを超える入れ物はチェックが入るから容量に注意してね。
現地で売っている化粧品で大丈夫なら現地で購入する方が安く済んだりする事もあります。
液体の常備薬などもこの透明袋に入れてチェックを受ける方が無難ですね。
防犯
リュックだと不安なのが人混みの中で開けられて中の物を盗まれないかと言う所
キャビンゼロはメインのファスナー連結部分に鍵を通す穴が開いています。私は移動時にその穴に南京錠でロックするようにしています。それでも刃物でリュックを切られたら防犯のしようもありませんが、そこまでやられると個人的には諦めもつきます。南京錠でファスナーをロックされているだけでも盗難者への抑止力にはなると考えています。
それでも万が一と言うことがあるので海外旅行保険への加入をお勧めします。カード付随の保険よりも専用の保険はお金がかかりますが、万が一の時への安心感への投資と考えれば高くは無いでしょう。
キャビンゼロが素晴らしい点
完全にバックパッカー専用に設計されて作られている事なので、無駄な機能が本当にありません。おしゃれと言う観点ではどうなんだろう?と思う部分もありますが、バックパッカーや貧乏旅行をする人はおしゃれよりも便利度を優先する人が多い気がします。
私も購入して数度のタイ渡航に使用していますが、スーツケースを持つことが煩わしくなりました。受託手荷物で預けると言う事は、到着空港で荷物が出てくるまで待たなければなりません。キャビンゼロを使って機内持ち込みの荷物だけであるなら、入国手続きが済めばそのまま空港を出る事ができます。時間の節約にも繋がるのですね。