バンコクにはBTSという電車があります。高架の上を走っているのでスカイトレインと呼ばれています。地下鉄としてMRTもありますし、バンコクの場合アクティブタイムの渋滞が物凄いので、これらの電車を利用する事により、移動を円滑に行う事ができます。
バンコクはタクシーも初乗り料金もお安いですが、これらの電車を利用する事により移動費を抑える事もできますのでBTSやMRTの利用方法を知っておいて損はないでしょう。
今回はBTSの乗車方法を解説します。
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BTSの路線図
BTSはスクンビットラインとシーロムラインがあります。
路線図を見ただけで重要なポイントが数点あります。
- Airpot Linkと乗り換えるパヤータイ
- Sukhumvit LineとSilom Lineを乗り換えるサイアム
- MRTと乗り換える三ヶ所の駅
この乗り換えをスムーズに行えれば渋滞知らずでバンコクを移動できます。
移動予定場所が駅付近にない場合は最寄りの駅から各種移動方法を利用すれば良いでしょう。注意点はどの移動手段もバスを除いて事前交渉や事前確認が必須であると言う事は忘れないようにしましょう。
乗車券の種類
BTSの乗車券には種類があります。
- 一回限り有効な乗車券
- 1日乗り放題券
- 日本で言う各種交通系ICカードのようなラビットカード
- 15回以上からの回数券
一回乗車券
Single Journey Cardと呼ばれています。
移動する距離で値段も変わってきます。一度自動改札を通すと改札から出る時には自動改札に回収されます。
1日乗り放題券
ワンデイパスです。料金は140バーツで購入場所は駅の券売所です。その名の通り1日を通してBTSを利用する事ができます。
ラビットカード
現金をチャージして使う日本で言うSuicaやIcokaみたいなカードです。注意点は電車はBTSのみの利用でMRTでは使えません。ですが、マクドナルドやICカード決済が出来るお店では割引で利用出来ると言う事も覚えておくと便利に買い物ができます。
旅行者はオレンジ色のadultの購入になります。現地の学生は緑色のカードでシニアは紫色のカードになり、adultよりも乗車料金が安くなります。
購入する際にデポジットとして100バーツ必要ですが、返却の際に100バーツは返して貰えます。
チャージはBTSの構内の窓口やチャージする端末で行います。最小100バーツで最大4000バーツまで入金可能。
回数券
ラビットカードが渡されますが、回数券になっているので改札を通した時にカウントが減っていきます。有効期限は30日でBTSの利用頻度によってはリーズナブルに利用する事ができます。ただし短期旅行者の場合は回数を使い切らない場合があるので不向きです。
Single Journey Card購入方法
旧式の券売機の場合
かなり新型の券売機が設置されましたが、まだまだこのタイプの券売機が主流です。
日本の感覚で購入すると戸惑うのでしっかりと手順を覚えておきましょう。
注意点としてはコイン専用です。紙幣しかない場合は窓口で購入するか、強制的に両替になるかです。
上記画像にも振り番号が振ってあります。
- 自分の下車する駅までの料金を路線図で確認する
- 料金のボタンを押して光ったのを確認する
- 料金分のコインを投入する
日本の電車であるとかなりオートメーションにやってくれるのですが、BTSの旧式の券売機はこの手順でやって乗車券が発行されます。先に料金を投入してもコインが返ってくるだけになってしまうので注意しましょう。
新型券売機の場合
手順としては旧型の券売機と同じ手順なのですが、タッチパネルに路線図が表示されており、自分の目的地の駅をタップすれば料金が表示されるので必要なコインを投入して乗車券を購入します。
スマホ世代としては感覚的に購入できるようになっている感じですね。
One-Day PassやRabbit Card
BTSには自動改札の横にこう言う窓口があります。
ここでワンデイパスやラビットカードの購入や自動券売機用の両替などを行います。
One-Day Pass
窓口でこう言えば料金140バーツを請求されるので支払えばワンデイパスを手渡されます。あとは改札を通して構内に入っていくだけです。
Rabbit card
こう言ってデポジット含むチャージ金額を渡せばラビットカードを渡されます。金額が大きい場合はいくらチャージしたいのか聞き返されますが、チャージ分も含めた全金額なら
で通じます。
回数券
回数券に関しては貼ってあるメニューを指差しして回数を伝えれば料金を言われますので支払えばカードを渡されます。
Adult
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15 trips 465 Baht Average 31 Baht/trip(15回465バーツ 31バーツ/1回)
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25 trips 725 Baht Average 29 Baht/trip(25回725バーツ 29バーツ/1回)
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40 trips 1,080 Baht Average 27 Baht/trip(40回1080バーツ 27バーツ/1回)
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50 trips 1,300 Baht Average 26 Baht/trip(50回1300バーツ 26バーツ/1回)
旅行者はAdult料金なので、上記の料金になります。有効期限は30日間。回数が大きいほど1回の乗車料金は下がりますが、現地に住んでるBTSを多用する学生や社会人向きですね。
改札通過方法
通常乗車券とワンデイパスの場合
購入した通常の乗車券やワンデイパスは画像の位置に差し込みます。すると赤いゲートが開いて上部に乗車券が排出されます。忘れずに回収しましょう。
駅から出る時も同じ手順ですが、通常の乗車券は返却されません。ワンデイパスは忘れずに回収しましょう。
ラビットカード
ラビットカードは改札上部にあるタッチセンサーに軽くカードをタップします。モニターにはチャージの残り金額や残り回数が表示されます。
駅から出る時も同じ手順です。カードケースに入れたままタップしても反応するのですが、他のICカードを挟んでの場合は反応しませんので注意しましょう。
乗車前の注意点
乗車の際に改札を抜けるとセキュリティーチェックを受ける場合があります。旅行者が大きなバッグを持っている時に主にセキュリティーチェックが行われるので、金属探知機に反応しそうな物が荷物の中に入っている場合は、見えやすい(取り出しやすい)位置に配置しておく方が無難です。
タイは常夏の国なので外気温とBTS車内の温度差がかなりあります。女性や冷えに弱い男性は簡単な羽織るものを用意してる方が良いでしょう。
激しい雨やメカニカルトラブルでBTSが遅れる場合もあると言う事も理解しておきましょう。