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バンコクには移動手段として以下の種類の電車が主に利用できます。
- BTS
- MRT
- ARL
参考記事
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バンコクBTS乗車ガイド
バンコクにはBTSという電車があります。高架の上を走っているのでスカイトレインと呼ばれています。地下鉄としてMRTもあり ...
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スワンナプーム空港駅でARLの乗車方法
バンコクにある国際空港の中でも1番の規模を誇るスワンナプーム国際空港ですが、ANAやJAL、タイ航空等のレガシーキャリア ...
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この記事でMRTの乗車方法を解説していきます。
MRTとは?
MRTはバンコク首都圏において増加する輸送需要への対応及び慢性的な交通渋滞の緩和を図り、タイの経済発展と温室効果ガスの排出削減を通じて、都市環境の改善に寄与する目的で建設された。
国営のタイ高速度交通公社(MRTA)が路線の建設や施設の保有を行い、民間会社のバンコク・メトロ社が運営を行う上下分離方式を採用している。
2004年に開業したブルーライン(チャルーム・ラチャモンコン線)22.0kmと、2016年に開業したパープルライン(チャローン・ラチャタム線)約23.0kmの2路線がある。
ウィキペディアより引用
現在はパープルラインとブルーラインの2路線から形成されている地下鉄がMRTになります。
路線図
紫色の太い路線がパープルラインで紺色の太い路線がブルーラインになります。
路線図を見れば途中からパープルラインとブルーラインが入れ替わっているのが分かります。BTSやARLを併用して移動するとかなりの範囲の移動が電車で行える事も路線図を見れば分かりますね。ブルーラインがバンコクの中心街を走っています。
追記
現在(2019年8月末段階)MRTのブルーラインが11駅延長されています。延長された区間は無料で乗車出来る区間もあります。
延長されて運行している駅
フアランポーン駅 (Hua Lamphong)
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ワット・マンコーン駅 (Wat Mangkon)
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サームヨート駅 (Sam Yot)
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サナームチャイ駅 (Sanam Chai)
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イッサラパープ駅 (Itsaraphap)
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ター・プラ駅 (Tha Phra)
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バン・パイ駅(Bang Phai)
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バン・ワー駅(Bang Wa)
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ペカシーム48駅(Phechakasem 48)
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パーシー・チャローン駅(Phasi Charoen)
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バン・ケーン駅(Bang Khae)
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ラク・ソング駅(Lak Song)
2019年8月24日からワット・マンコーン駅(Wat Mangkon)からバン・ワー駅(Bang Wa)の7駅区間が午前7時から午後9時まで無料で利用できます。BTSとの連絡駅としてバン・ワー駅は重宝します。
この延長によりチャイナタウンやワット・ポー、王宮へのアクセスが非常に楽になりましたので利用しない手は無いです。バンコク慣れした旅行者も新たな地域の開発に便利に利用できるでしょう。
乗車券の種類
MRTシングルジャーニートークン
1回有効の乗車券です。紙やカード式ではなくてコイン型のトークンになります。
ICカード
MRTにもBTSのラビットカードと同様に日本で言うSuicaやIcocaの様にチャージして使えるICチケットも存在しますが、現在(2019.7)ではBTSとMRT共通で使える物がありませんので、MRTをICカードで利用したい場合はMRTの各駅の有人の券売所で購入する事になります。利用できるICカードは大きく分けてMRT PLUSとMangmoomの2つになります。
ICカード返却時にデポジットとチャージしている金額の残金は返金されます。
MRT PLUS
MRT PLUSは大人カード、学生カード、シニアカード、子供カードの4種類があります。各カードは色で種類が分かるのが特徴です。
旅行者がカードを発行するにはパスポートの提出が必要です。
内訳として
- 30バーツの発行手数料
- 50バーツのデポジット(カード返却時に返金されます)
- 100バーツの乗車料金のチャージ
チャージ金額の最大は2000バーツになります。
大人カード
適応年齢24歳から59歳ですが、15歳以上であり学生証を持たない場合はこのカードしか適応されません。旅行者がカードを発行するにはパスポートの提示が必要です。
学生カード
23歳以下の学生に有効なカードですが、発行する時にIDカードと学生である事を証明する物が必要になります。
シニアカード
60歳以上に有効のカードであり、発行する際にはIDカードの提出が必要になります。
子供カード
14歳以下で身長91センチから120センチまで有効であり、発行する際にIDカードの提出が必要になります。
Mangmoom
Mangmoomには子供カードが存在しません。なので大人カード、学生カード、シニアカードの3種類になります。MRT PLUSと同じく色で各カードの種類が分かるのが特徴です。
旅行者がカードを発行するにはパスポートの提出が必要です。
初期発行料金はどのカードでも同じで最低料金は150バーツから発行可能です。
内訳として
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- デポジット50バーツ(カード返却時に返金されます)
- 100バーツの乗車料金のチャージ
チャージ金額の最大は2000バーツになります。
大人カード
適応年齢24歳から59歳ですが、15歳以上であり学生証を持たない場合はこのカードしか適応されません。
学生カード
23歳以下の学生に有効なカードですが、発行する時にIDカードと学生である事を証明する物が必要になります。
シニアカード
60歳以上に有効のカードであり、発行する際にはIDカードの提出が必要になります。
乗車券購入手順
MRTは地下鉄なので入り口からエスカレーターか階段で地下に降りて行く事になります。地下に降りると駅に入る前にセキュリティーチェックのゲートを潜ります。係員に止められたら逆らわずにセキュリティーチェックを受けましょう。
有人券売所
シングルジャーニートークンもこの有人の券売所で購入する事ができます。各種ICカードの初期発行やチャージはこの有人の券売所でしかできませんので注意してください。次に説明する自動券売機との混雑状況を見て選ぶのが良いでしょう。
シングルジャーニートークンの料金を支払うなら目的の駅名を言えば料金を提示してくれますので、係員に提示された料金を支払います。ICカードの初期発行の場合は発行したいICカードの名前を英語で言えば駅の有人券売所の係員なら理解して貰える事が多いです。英語も厳しい場合は欲しいICカードの画像をスマホに保存しておいて見せると言う方法でも大丈夫でしょう。各カードの最低発行料金が150バーツと180バーツである事を踏まえて、それ以上の金額を払うとチャージする料金を聞かれるのでチャージしたい料金分を含めた金額を用意して「オール」と言えばスムーズにカード発行まで出来る事ができます。
自動券売機
画像が自動券売機になります。使用可能な硬化が1,5,10バーツであり、紙幣は20,50,100バーツになります。
実は気づく人は気づくとは思うのですが、利用手順はタイ語と英語で表記されています。大きく赤字で(画像赤枠内)手順番号が自動券売機に記されています。タイ語も英語も読めない人もイラストからイメージはしやすいです。
1.タッチパネルを操作して行き先の駅を指定する
この記事ではチャトチャック公園駅からスクンビット駅をサンプルにしています。
初期画面はタイ語表示されているのですが、モニターの右上のグレーのボタンをタッチすると英語表示に切り替える事ができます。旅行者の多くは英語表示の方が操作はし易いと思います。(画像は英語表示に切り替えた後です。)
最初にモニターを見ると自分の乗車駅が赤色で表示されているので、下車駅を探してタップします。今回のサンプルの場合はスクンビット駅です。
下車駅をタップするとMマークが緑色に変化して乗車料金が表示されます。今回のサンプルでは35バーツになります。
2.料金を支払う
今回のサンプルでの料金の35バーツを支払います。2バーツのコインは使用できないので注意しましょう。
注意ポイント
利用した感覚的に投入した料金の返金が早いので、あらかじめ手に乗車料金をある程度持って置く方が無難です。財布からコインをゆっくり出して投入していると返金されて1から操作し直す事があります。
コインを使わないで大きめの紙幣を使うとお釣りでコインは増えますがスムーズに乗車トークンを発行出来るでしょう。
3.トークンとお釣りを取る
トークンとお釣りはモニター下の画像赤枠の部分より出てきます。お釣りはコインのみで出てきますので、取り忘れに注意しましょう。
取り出したシングルジャーニートークンは画像の様に黒いコインです。小さいの取り出しやすい場所に入れてもなくさない様に注意しましょう。
自動改札機で駅に入場
自動改札の画像の取り忘れがあったので、以前記事で使ったARLのものを使っていますが、見た目も使い方もARLと同じです。
自動改札を利用する場合はICカードを読み込ませるようにトークンを自動改札の上部にある青いパネルに読み込ませます。赤い矢印で印がしてあるのでひと目で分かります。
MRTの駅のホームは改札階の1階下にあるので下りのエスカレーターか階段を探して1階下に降ります。
駅のホームは乗客が線路に落ちない様にガラスの壁で覆われています。ホームに記された矢印の列に並んで電車が到着したらガラスの扉も同時に開きますので、電車とホームの隙間に注意して下車の乗客が降りたら速やかに乗車しましょう。
自動改札機で駅から退場
目的の駅に到着したら速やかに下車をして改札を目指します。
荷物が多い場合は手動の改札ゲートに行くと係員がトークンを回収するか、ICカードを自動改札に読み込ませてゲートを開けてくれます。入場と全く同じで、ゲートに係員がいなくて事務所内にいる時は事務所に分かるように合図をすれば出てきてくれます。
駅から出る場合は自動改札にトークンは回収されるので、コインのように自動改札にトークンを投入しますと自動改札が開きます。ICカードの場合は青色のパネルにICカードを読み込ませたら自動改札が開きます。
自動改札の注意点
注意ポイント
自動改札のゲートはかなり敏感に人の通過を読み込んでいます。後ろにトランクなどを転がして引っ張っている場合は人が通過したらゲートがすぐに閉じるので、トランクを自分の前にピッタリつけて一緒に自動改札を通過すると良いでしょう。
まとめ
BTSとは目的地の違いで利用を分ける事が多いですが、地下鉄なのでエアコンが寒いくらいに効いてるのでBTSの駅で電車待ちしてる時よりは快適です。
旅先で体調を崩して旅行が楽しい物で無くなるのは悲しい事です。
しかも海外の医療費は実費になるので金額的にも非常に心配になります。海外旅行保険に加入する事で少しでも安心感を持っていると気持ちにも余裕が持てて、トラブルを招き寄せる事も少なくなります。
海外であるので日本での常識などは通用しない場合がほとんどです。